古くからオートグラフ収集の文化が根付く欧米において、その形成される市場規模は一千億円以上と試算されています。 (ソース:FBIサンディエゴ・ディヴィジョン 00年4月調査レポート)
 

そんなメモラビリアの先進国といえる欧米には、多くの専門店が各地に存在しています。 取り扱いは多岐にわたり、政治家、宇宙飛行士、ミュージシャン、スポーツ選手など様々です。国や地域によって、その店舗が得意とするジャンルも異なるため、自身の趣向に合ったディーラーを 見つけるのも魅力の一つといえます。
 

今回ご紹介するのは前回に引き続き、英国を拠点にチェーン展開している、フェーマス社のブリストル店です。ロンドン中心部にあるパディントン駅で列車に乗り、西に向かって約2時間。
 

1840年に完成したゴシック様式の建造物がそびえ立つ、Bristol Temple Meads駅(以下ブリストル駅)で下車。年間780万人以上が利用する西部最大のハブステーションです。
 


<<ロンドン市内から乗り換えなしで約2時間>>
 

国内で6番目に人口の多いブリストルは、18世紀の産業革命から製造業が盛んで、近年でもロールスロイス社の 航空機用エンジンが生産されています。 また、フォードやホンダの車の輸出港として物流産業でも栄えており豊かで住みやすい都市として知られています。


ブリストル駅からは北西に向かって7分ほどタクシーに乗り、ショッピングモール”The Galleries”を目指します。 この2階(First Floor)にフェーマス社が店舗を構えています。
 


<<ショッピングセンターは古い町並みの景観保全に配慮したデザイン>>

エスカレーターを上がると、すぐ目の前の場所に店舗が現れます。 外観は黒を基調としており、ゴールドの看板が一際目立ちます。人の往来が多い通路に面したショーケースには、1966年サッカーW杯を制覇した イングランド代表メンバーのオートグラフや、ゴッドファーザーで有名なマーロン・ブランド氏のサイン入りフォトなどが展示されており、この店舗の主な顧客の年齢層が推測できます。

<<エスカレーターで2階に上がります>>


<<クラシックな雰囲気が漂うフェーマス社ブリストル店>>

 

10坪ほどの広さの店内に入ると、壁面にびっしりと展示されているメモラビリアの多さに圧倒されます。 その数およそ200点以上。これらは店舗の雰囲気を乱さぬよう,、統一感のある選りすぐりの額縁を使用し、 カテゴリーごとに整然と飾られています。来店者にとって品定めしやすいような配慮からは、本場における業界大手ならではのこだわりが感じられます。
 


<<壁一面に多種多様なジャンルのメモラビリアを展示>>


<<イーゼルスタンドを活用して床にも額縁を配置>>
 

ストアマネージャーによると、 高い年齢の顧客が中心であるため、 若年層に人気の高いサッカーメモラビリアよりも往年の名作映画に注力していると説明。前回ご紹介したスウィンドン店では、ショーケースにアンリ、スコールズ、 ルーニーといった90年代〜00年代の サッカー選手が多かったことを振り返ると、店舗間で大きく趣向が異なることが分かります。
 

また、展示内容は流行や時期によって随時変更されているため、特に希少性の高い品と出会うためには、小まめに来店することが必要とのこと。
 

訪れる土地やタイミングによって出会えるメモラビリアも様々ですが、イギリスを訪れる機会があれば、未知の発見を求めてメモラビリアショップに足を運んでみるのもおすすめです。
 

思いもよらない掘り出し物に出会えるかもしれません。
 

フェーマス社 ブリストル店
住所:Union St, The Mall, Bristol BS1 3XD イギリス (the galleriesショッピングセンター内)
電話:+44 117 929 4030


http://www.the-dugout.jp

Images: As specified

Text: The Dugout


最終更新日:
2014年2月10日 15:44

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