SUPREME 〜至高のゴールスコアラー〜

「CR7頂点到達。763ゴールでペレとビカンを上回る史上最多得点記録を更新」―

2021年2月3日にスペイン有力紙マルカの一面に躍った見出し。前日のコッパイタリア準決勝でキャリア通算763点目を含む2得点を決め、大偉業を成し遂げたクリスティアーノ・ロナウド選手。レアルマドリード公式SNSや各国メディアも金字塔を称え、世界中で祝福の声が広がりました。

一方、サッカー界が新たな伝説誕生に沸く中、沈黙を貫いていたロナウド選手。

マルカの詳細なデータによれば、ロナウド選手はポルトガル代表でのゴールも含めて公式戦キャリア通算763得点を記録。ブラジルのペレ氏と、チェコのレジェンドであるビカン氏の通算762点を上回り、歴代単独1位に浮上したと説明。 (出典:MARCA)

しかし過去の選手は記録が不明確であったり、集計者によっては基準が異なる場合があり、データを巡る混乱が生じていました。また、ペレ氏を757得点、ビカン氏を759得点とするデータもあり、ロナウド選手は1月に760点に到達した時点でも世界1位と報じられていたのです。

結果的にロナウド選手は3月14日のカリアリ戦で770点目をマークした後に声明を発表。様々な論争があるペレ氏の記録を超えたことに関して言及しました。


【2度の仁王立ちセレブレーションを披露したコッパイタリア準決勝ファーストレグのインテル戦】

「この数週間は、僕がペレの公式記録である757ゴールを超えてフットボール史上トップスコアラーになったというニュースや統計データが溢れていた。その評価には感謝しているけど、なぜこの瞬間までその記録を認めていなかったかを説明する時が来た」

「僕は彼(ペレ氏)の得点数は767と認識していた。サンパウロ州での9ゴールと、ブラジル軍での1ゴールも考慮してね。あれから世界は変わり、フットボールも変わった。だが、それは歴史を消し去ることを意味するものではない」

情報が駆け巡っていた中、こうした選手本人の意向により、768点目での更新が公式記録と定められることになったのです。依然、過去の選手のゴール数についての論争は存在しています。それでもペレ氏同様に少なくとも約半世紀は塗り替えられないであろう覇業を、2021年に達成した事実は燦然と輝きを放っています。


”信じてほしい。物語はまだ終わっていない。未来は明日であり、ユベントスとポルトガルにはまだ勝利がたくさん残っている!僕と一緒にこの旅を!さあ、行こう!”
― クリスティアーノ・ロナウド選手 (2021年3月15日)

【763ゴール目を記録したコッパイタリア準決勝インテル戦で使用された実際のスパイク】

今回のスパイクは、1月24日〜2月13日までロナウド選手が試合で着用した特注品のナイキマーキュリアルスーパーフライ8(ドラゴンフライ限定モデル)。あの2月2日に行われたコッパイタリア準決勝インテル戦で、キャリア通算763点目を含む2ゴールを記録した試合で使用されたもの。両側面にCR7やポルトガル国旗をはじめ、4人の子供の名前が圧着されており、ロナウド選手のスパイクとしては非常にめずらしい仁王立ちシルエットが踵に施されています。また特筆すべきは両側面にある樹脂製の黒いナイキロゴとシルバーのアクセントが溶けて歪んでいる点。オリジナルのプリントを貼り付けた際に使用されたアイロンの高熱で、ゆらぎのある独特な形状へと変化し、個体差が鮮明に表れています。

【節目となるゴールを記録したスパイクには珍しい仁王立ちシルエットが登場】

ナイキから1月19日に発表されたフルモデルチェンジの新作が初披露となったのは5日後のボローニャ戦。この時点ではネームや国旗などのプリントは圧着されておらず、まだ足に馴染んでいない様子で、後半戦には旧モデルの使用が確認されています。フルマッチをはじめて戦ったのは1月30日のサンプドリア戦。そして、2月2日に行われたインテル戦では、決勝へと近づく値千金の2ゴールを記録。1点目はPKをど真ん中に沈め、2点目は相手DFの裏を読むクレバーなプレーでボールを奪い、ペナルティーエリア外から無人のゴールへと蹴り込みました。

Worn Before
Retail After
‖μ未砲魯諭璽爐箙餞、そして仁王立ちシルエットが圧着
▲淵ぅロゴとシルバーのアクセントがアイロンの高熱で変形
アッパーを覆う網目の位置はミリ単位で個体差が発生


このカップ戦の天王山で、にわかに注目を集めたのがロナウド選手の足元。これまで自身のスパイクに滅多に登場することのなかった、ゴールセレブレーションの仁王立ちシルエットがお披露目されたのです。これに多くのメディアが反応し、新たなCR7ロゴの登場がささやかれました。さらに2月6日のローマ戦では左足でエリア外からリーグ16点目を決め、得点ランクトップの座を確固たるものにし、後に2月の月間MVPに選出されています。


【熱戦の記憶を想起させるスパイクに付着したスタジアムの芝生と土】

ユベントスで3年目となった20/21シーズンは、コッパイタリア優勝に貢献し、チーム年間MVPに選出。セリエAでは得点王(33試合29得点)を獲得し、イングランド、スペイン、イタリアの三大リーグで得点王に輝いた唯一無二の選手となっています。もっとも、入団当初はピークを過ぎた選手として通用しないと、イタリア挑戦を疑問視する声が高まりました。それでも飽くなきハングリー精神と不屈の魂で、見事に前人未踏の境地に到達。36歳を迎えてもなお進化し続けるロナウド選手の足跡を雄弁に語る、伝説の生き証人といえる博物館クラスのスパイクです。


 

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