THE CREED 〜CR7伝説の新章の幕開け〜

2018年7月10日、サッカー界に激震が走りました。それはレアルマドリードの絶対的エース、クリスティアーノ・ロナウド選手の退団の一報。

新天地は国内リーグ7連覇中のイタリアの名門ユベントス。移籍金はセリエA史上最高額の約130億円で、年俸は約39億円。30代の選手としては極めて異例となる、世紀のビッグディールが実現。背番号7番のユニフォームは発売開始から24時間で約52万着の注文が入り、約73億円の売上を記録。ユベントスの株価は40%近く上昇し、正にCR7フィーバーが巻き起こりました。

 
世界一の選手の入団にトリノ中が歓喜に沸く一方で、イタリアの堅守への適応を疑問視する声も噴出。ユベントスの親会社であるFIATの労働組合は、ピークを過ぎた一人の選手に多額の投資を行うことに反対し、ストライキ騒動にも発展。そんな前代未聞の巨大な投資の是非が飛び交う中、8月18日にセリエAが開幕しました。
 
第1節のキエーボ戦はアウェーにも関わらずユベンティーノの数が上回り、満員御礼。スタジアムには対テロ特殊部隊まで出動し、まるで一国の要人を出迎えるような雰囲気に。ウォームアップではロナウド選手がボールに触れるだけで歓声が沸き起こり、明らかに例年とは異なる注目度の高さを醸し出していました。

”30代の選手としては異例となる、セリエA史上最高額の約130億円という世紀のビッグディール。”

しかし、加入から日が浅いため連携不足も目立ちデビューゴールとはならず、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、「セリエAのレッスンを受けた」と大々的に報道。初ゴールの舞台にふさわしいと期待された第2節のラツィオとのホームゲームも不発で終えると、いよいよ懐疑論が拡大。「移籍は失敗」、「レアルマドリードだから決められた」など、世界中のメディアで5度のバロンドール受賞者に対するリスペクトを欠く報道が相次ぎました。

「セリエAでシーズン30ゴール奪うのは限りなく難しい」、「イタリアは異なるんだ」。つづく第3節のパルマ戦でもノーゴールで終えると、OBからもセリエAでの活躍を疑う声が出始め、本格的に国内メディアの標的となっていきました。
 

極めて異例の記録的な移籍金に莫大な年俸は、計り知れないほどの凄まじいプレッシャーとしてのしかかり、日に日に険しくなる表情がそれを物語っていました。
 

独特な緊張感に包まれて迎えた4戦目はホームでサッスオーロと対戦。満員のスタジアムにはトレードマークの仁王立ちへの期待が最高潮に達していました。キックオフから積極的に攻め込み何度かチャンスを迎えるも、決めきることができずに前半が終了。サッスオーロの好守を前に焦燥感や諦めの空気がサポーターに漂い始めていました。しかし、これまでにないほどの闘志を全面に出し、飢えた獅子のごとく果敢にゴールを狙うロナウド選手に対し、思いもよらぬ形でサッカーの神様が微笑みます。

”スペイン時代よりは間違いなく少なくなる。30ゴールを上回ることはない。イタリアは異なるんだ。”

後半50分、相手DFのバックパスがポストに当たりこぼれたボールが、ゴールライン際にフリーで立っていたロナウド選手のもとに。それに瞬時に反応し、右足インステップでダイレクトに押し込み、ついに待望の移籍後初ゴールが誕生。それはこれまで幾度となく見せてきた華麗なゴールではなく、おそらくは最も泥臭い、気合と根性で押し込んだ”執念のゴール”。強烈な重圧から解放されたかのような特大の雄叫びは、瞬く間に世界中を駆け巡りました。

ようやくスタートラインを切り本来の調子を取り戻すと、続く65分には狙いすました左足のシュートで早くも2点目を記録。奇しくもこれが節目となる欧州でのリーグ戦通算400ゴールを達成した瞬間となりました。


その後もゴールを量産し続けたロナウド選手は43試合28得点を記録し、リーグ8連覇に貢献。デビューシーズンでセリエA年間最優秀選手にも選出。わずか一年足らずで、エースの座を確固たるものとしました。2年目には46試合37ゴールと大台を突破し、20/21シーズンは1試合1得点に迫る驚異のペースで得点し続けチームをけん引しています。

上の画像は、ロナウド選手がユベントス移籍後初ゴールを含む2得点を決めた、2018年9月16日のサッスオーロ戦で着用した実際のスパイク。同年7月末にリリースされたマーキュリアルスーパーフライVIのウルフグレーモデルで、ストリートの厳しい環境で育まれた逞しさを表すコンクリートをモチーフにしたデザインが特徴。スパイクの両サイドに自身のイニシャルや4人の子供の名前が特殊なシートで圧着されています。(本品には個体差を裏付けるフォトマッチングのレポートが記載されたLOAが付属し、照合に使用されたGettyimagesの報道写真番号も記載)


【窮地に立たされるも闘争心を全面に出し、果敢にゴールを狙い続けたサッスオーロ戦】



【伝説の記憶を刻むアウトソールに付着したユベントス・スタジアムの芝生と土】

開幕3試合でノーゴールが続きイタリアの堅守への適応を疑問視する声が高まる中、ついに4試合目にして2ゴールを記録したロナウド選手。強烈なプレッシャーにさらされるも、これまで幾度となく立ち向かってきたように懐疑論を見事に一蹴。ゴールへの渇望が生んだ渾身の雄叫びは全世界で報じられ、CR7伝説の新章の幕開けを告げた歴史的な一足です。

自身の可能性を信じ続けたロナウド選手の挑戦の”生き証人”ともいえる至高のコレクションをお楽しみください。


 

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