オートグラフの評価基準/Autograph Ratings


はじめに
一人の人間が一生で同じサインを書くことは無いといわれるほど、常に微妙な変化を遂げているオートグラフ。その一因は、執筆者の置かれている状況や心理が影響していると考えられています。「ラッシュ時に書いたサイン」、「落ち着いた環境で執筆されたサイン」。当然、後者のクオリティが断然高く、必然的に評価は上がります。もっとも、一概には書き表せないほど多くの要素がオートグラフの評価に絡むわけですが、ここでは最も重要なポイントのみを押さえ、オートグラフのクオリティを適切に見極めるガイドラインをご紹介します。
 
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一般的にオートグラフのサイズは大きいほど高い評価が得られます。サインを求められることが多い著名人の場合、より短時間で執筆できるようにサイズを抑える傾向にあります。またラッシュ時には短縮してイニシャルのみのサインで対応することも珍しくありません。時間を掛けて丁寧に執筆されたオートグラフは市場流通量が少なく、その希少性の高さゆえに高い需要があります。
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オートグラフのサイズ同様、これも執筆者本人に委ねられるポイントです。お気に入りのユニフォームを提示したところで、必ずしもベストな位置にサインを書いてもらえるかは分かりません。状況次第では上下反転してサインが書かれることも起こりえます。ゆえに、オートグラフの角度や位置も評価に大きな影響を与えるのです。
 
インク
折角のオートグラフも途中で途切れていたり、インクが擦れていたりすると評価に影響します。比較的に販売数の多いサイニング・セッションのオートグラフは、個別で吟味できないため、ときに状態の芳しくないものに遭遇することもあります。サイニング・セッションの場合、選手を1、2時間ほど拘束して何十枚と執筆してもらうのですが、その途中でペンのインクが切れてしまうことがあるためです。また、ラッシュ時に書かれたものは、インクが乾く前に手が触れてしまい、にじんでしまうこともあります。
※弊社でお買い上げ頂くオートグラフは選別されており、よほど状態の好ましくないものは除外しています。
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親族、友人、関係者など近しい相手に執筆される場合、特別なメッセージが添えられるケースがあります。何を書き足すかは執筆者自身の個性が最も色濃く表れるところで、「x−キスマーク」、「Best Wishes」、「Good Luck」、「Love」、など様々です。特殊な例としては、ブラジル代表のロビーニョ選手とカカー選手が挙げられます。ロビーニョ選手は陽気なキャラクターの表れか、自らのイニシャル「R」の輪の中にスマイルフェイスを描くのです。又、その信仰深さで有名なカカー選手は「God is faithful」と、神に敬意を表したメッセージを書き添えることがあります。
 
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オートグラフは時に、同一人物が書いたものとは思えないほど変形している場合があります。日本ではあまり認知されていない筆跡学の研究においても、人間の書く文字にはその時々の心境が表れると考えられているのです。そのため、たった一つの文字から事件の犯人像をあぶりだすことも可能といわれています。又、フランスにおいては企業の採用活動で広く筆跡学が活用され、志望者の性格を事細かに分析しています。

最も分かりやすい例でいえば、少年時代に書いた文字と、成長した現在の自分の筆跡を見比べると明らかに違うように、オートグラフの形も自身の成長と共に進化しているのです。よって、オートグラフからは執筆された年代まで判別することが可能で、いわばマイルストーンといえます。尚、デビュー当時に執筆されたオートグラフは特に希少価値が高いとされます。その理由は若手時代のサインを入手・保管しているファンが少ないため。スターへと成長してから入手を試みても、既に時遅し。サインの形はデビュー年と全盛期では必ず変化しています。
 

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