アディダス社との1300億円に上る超大型契約が決まり、今季で見納めとなるナイキ製のマンチェスターUユニフォーム。14/15シーズンは市販向け選手用モデルで知られるオーセンティック(実際の選手用とは仕様が異なります)が販売されておらず、普段は見ることのできないマンチェスターUの希少な選手支給品。レプリカと比較を行いながら、アスリートのパフォーマンス向上を一心に考えたナイキ社のこだわりをご紹介いたします。*14/15シーズンにナイキ社からオーセンティックモデルが販売されたのはバルセロナ、ミラン、ローマ、ユベントス、マンC


テキスタイル】

体に直接触れるテキスタイル選びは、パフォーマンスに直結する速乾性と通気性を左右する根幹。メーカー側も特に念入りに素材を選定するポイントです。 レプリカはコットンを思わせるような柔らかな肌触りのDRI-FITが全体に採用されており、表面には無数の小さな穴が確認できます。
 

一方、選手支給品は前面に同様のDRI-FITが採用されていますが、通気性を高めるためにより細かい間隔で穴が開けられています。また、前面の裏側をめくると異なる質感となっており、横縞模様の滑らかな起毛素材が使われています。背中は更なる通気性を追求し、一面がメッシュとなっており、透けるような薄さとなっています。
 

選手支給品:前面はDRI-FIT、背面はメッシュ

 

 

選手支給品:前面はDRI-FIT、背面はメッシュ

 

【エンブレム】

クラブの歴史を脈々と受け継ぎ、ユニフォームの魂ともいえるクラブのエンブレム。レプリカは表面が平らで縁取りが細く、繊細な印象を受けます。対して選手支給品は全体が刺繍で織り込まれているため、肉厚で凹凸があり、境界線も太いため力強さが感じられます。

選手支給品の近年の傾向では、軽さを重視するためラバー製の平らなエンブレムが主流となっていましたが、ピッチ上での視認性を優先した珍しい仕様となっています。
 

選手支給品:刺繍で織り込まれており肉厚 / レプリカ:表面が平らで細い縁取り

 

【品質管理表記】

ユニフォームの材質や推奨される洗濯方法などが記載されており、表記が義務付けられている品質管理タグ。レプリカにはユーザビリティの観点から洗濯による印字の劣化に対する耐久性を重視し、長方形の白い2枚のラベルに印字されています。しかし、選手支給品では着用時の肌との摩擦による不快感を軽減させることを優先し、生地に圧着されています。

なお、オーセンティック(市販向け選手用モデル)の場合は、レプリカと同様に白いラベルに印字されています。これも繰り返し洗濯された場合でも、表示が簡単に消えることのないよう配慮されています。
 

〜手支給品:生地に圧着 / レプリカ:長方形の白いラベル2枚に印字
 

 

【通気口/シルエット】

レプリカは往々にして応援用として製作されており、少し余裕のあるつくりとなっています。冬場での観戦時にはジャケットの上から着用し、チームを応援するサポーターもいるように身幅が広くなっています。近年ではメーカー側もスタジアム・ジャージという名称でレプリカを販売するようになりました。対して選手支給品はアスリート向けとなっており、体の線に沿ったシルエットでタイトなつくりとなっています。レプリカにはなかった通気口も設けられており、快適性を考慮しパフォーマンス向上を図っています。
 

選手支給品:細身のシルエットに通気口を貫通


レプリカ:ゆったりとした身幅

 

【ナンバーラベル】

ユニフォーム前面の左下に縫い付けられている、正真正銘のナイキ製であることを示すシリアルナンバーのタグ。レプリカではシルバーで番号が記されており、選手支給品は金色となっています。なお、ごくまれに選手支給品でも上下逆さに取り付けられていることもあります。
 

選手支給品:ゴールドカラー / レプリカ:シルバーカラー


http://www.the-dugout.jp

Images: As specified

Text: The Dugout


最終更新日:2015年3月7日 19:38

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